谷間-うつろわぬ愛-

ニコニコマークのシャツを着ると夏って感じがするねぇ、とちびまるこちゃんは言っていたが、魔めは蚊取り線香のにおいをかぐと夏って感じがする。
紀伊国屋サザンシアターにて行われている劇団昴公演"うつろわぬ愛"は、チェホフの"谷間"を舞台を第一次世界大戦後の米国に移して戯曲化した作品である。絶望のはるか向こうに希望らしきものがぼんやりと見えるようで、ぜんぜん関係ないんだけれど宇治十帖を思い出した。あの読後感に似ている。
ジョン・ディロン氏の演出のおさえた緊迫感が大好き。
"谷間"の収録されている文庫本をタコが持っていたので早速借してもらう。

Chibimaruko-chan says she realizes that summer has come when she wear smile mark print shirt while I realize it from the anti mosquito incense.

"UTSUROWANUAI" at Kinokuniya Southern Theatre presented by SUBARU is translated from an Anton Chekhov novel to the play shifting its stage in 1920's U.S.A..
After the performance I caught the same impression as feelings "UJIJYUJYO-Tales of Genji".
Tako lend me a paperback including "In the ravine" the original story of the play.

再演されたらぜひ見に行ってください。
by 魔めたん